日向・杉尾地区の不法盛土の行政代執行について
「杉尾はなのき展望台」に来ています。ここは晴れた日には峰々の向こうに富士山を望む、絶景を眺めることが出来ます。

ただ、この眼下には不法に持ち込まれた盛り土の現場があります。

手前に見える、雪の残る峰の向こう側には、日向地区の盛り土現場があります。この現場は比較的になだらかな地形で、持ち込まれた土壌の成分の安全性も確認されたことから、現場で土壌を均して、土石流を起こさない状態に整えることとしています。

一方で、この杉尾地区の盛り土現場は、土壌の成分の安全性は確認されたものの、その下流には民家があり、かつ熱海の伊豆山と同様の土石流が発生する危険性が高いことから、優先度を上げて、静岡市と静岡県が協力して、国道362号線を辿って、三保までの搬出を実施しています。

搬出の実現は、静岡市民の皆さま、静岡県民の皆さま、また受け入れて頂いている三保地域の皆さま、搬出ルート沿線の皆さまの、御理解と御支援の賜物でもあります。心より感謝を申し上げます。

搬出を終えた暁には、ここ「杉尾はなのき展望台」からの絶景を眺めに、足を運んで頂ければ幸いです。
資料:
令和6年12月12日
静岡市葵区日向地区における不適切盛土の行政代執行について
https://www.pref.shizuoka.jp/…/sabo/1068137/1068138.html –
令和6年11月22日
令和6年度第1回静岡県盛土対策会議(杉尾・日向地区資料)(PDF 2.0MB)