物価上昇に市議会議員選挙がどう関係するのか
各地で問い掛けてくださるように、目下、私たちの最大の懸念は、物価上昇です。23日の市議会議員選挙が、どう関係するか。皆さんの判断がどのように関係するのか、整理してみます。

先ずは物価上昇です。
物価上昇には、大きく2つの要素があって、将来への期待による物価上昇と、将来への期待によらない物価上昇、今般の物価上昇は後者の要素が大きい。
後者の要素は、ロシアとウクライナとの紛争による原油価格の上昇という要素と、米の価格上昇という要素、インフレターゲット2%を目標とした金融政策とそれに対応する賃上げ政策。大きな要因は、この3つ。

(出典:2月の消費者物価指数「米類」上昇率80%超 過去最高に 2025年3月21日 8時44分 NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250321/k10014755631000.html
前者の要素は、地域における具体的な課題と、それへの有望で具体的な解決策、その進捗速度によって、地域の明るい将来像が見えるか、感じるかどうかに掛かっています。
今般の国際経済における成長領域は、従来は行政が担っていた領域を、民業が供給することで規模の経済性が発揮され、グローバルに寡占するようになった公共財領域です。公共財領域ですから、供給側でない地域は、否応なく持続的に支出する構造となっています。
この地域でも、この領域を担おうという取組みがありますが、首長や官吏が自らの手柄のために地域外のサービスへ投資して、地元の民業が国内外へ供給する機会を奪ってしまう事案が少なからず発生してきました。
先日、乗数効果と輸入性向を提起した要点は、ここにあります。
ここを二元代表である市議会を通じて、皆さまが強く厚く課題提起することが、首長や官吏の意思決定を軌道修正し、国際経済において活躍する民業を支え、技能修得機会や所得機会を厚くし、地域の社会保障を支え、明るい将来期待を支えることになります。

(乗数効果と輸入性向との関係図)
次に、物価上昇と市議会議員選挙との関係です。
上述の物価上昇要素も、国のどこか偉い人たちがやることで、私たちの判断と無関係かというと、実はそうではありません。
国政における外交、エネルギー、農政、金融政策は、私たちがどのような国会議員を選出しているかに大きく左右され、どのような国会議員を選出していくかは、どのような市議会議員を選出していくかに大きく左右されます。
昨今の国政における商品券やキャッシュバックといった諸々がありますが、それらに関わる方々を選出された地域の皆さまの主権の結果であって、その地域の皆さまの主権を、他の地域の方々は尊重し、見守る構造にあります。
一方、これらに関わらない方々を選出した地域の主権者である皆さまは、これらに関わらない方々を選出することで良識の比率を守っている構造にあるのです。十把一絡げに扱うのは、真逆の効果となるのです。

(地域の皆さまと上川代議士との図)
そこで、今回の市議会議員選挙ですが、これらに関わらない方々を選出した地域の主権者が、どのような意思表示をするか。
これが、物価上昇への施策を大きく左右する構造にあることになります。
皆さまが、どの候補者に投票なさるか、どの候補者へ厚みを与えるかが、昨今の諸々の課題への、皆さま主権者の意思表示として重みを与え、政策における良識の比率を左右する、とても重要な構造にあるのです。

(投票場入場券画像)
市議会議員候補者としては、もっと身近かな課題や具体的な取組みをアピールするほうが得票に繋がるのかもしれませんが、
この市議会議員選挙で皆さまの投票が、目下、私たちの最大の課題に繋がる、相当に重要な判断であることをお伝えし、候補者がどのように知覚しているかをお伝えし、皆さまの判断に資することも、その責任を自覚する者としての責務と考え、ご紹介しました。
皆さまの安寧で闊達な暮らしのため、市政の場で、県政や国政と緊密に連携して、尽力して参ります。
皆さま、地域の明るい将来像を、国際社会の明るい将来像を、一緒に切り拓いて参りましょう!