大河内トンネルが開通しました。
県道29号(梅ヶ島温泉昭和線)が開通し、3月3日(月)から通れるようになりました。
バスでいうと、大河内バス停と藤代入口バス停の間の区間にあたります。有東木への分岐点から梅ヶ島温泉方面に向かう辺りです。

地域の皆さまは勿論のこと、梅ヶ島温泉への観光、救急、消防、避難など、安心安全な往来に資することとなります。
Googleマップで御覧いただくと、この地点から上流部には、地域の人々の暮らしがあることがお分かり頂けることと思います。
Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/5SGMHFYQ42n2AJbD6
令和元年の斜面崩落から7年、総事業費は19億1,746万円、財源は起債100%(緊急防災減災事業債(交付税措置率70%))。
山間部にはよくある、河川と急峻な山地が接している箇所の一つです。山間部の暮らしのために尽力して下さった皆さまに、深く敬意と感謝いたします。

阪急の小林一三氏、東急の渋澤栄一氏や五島慶太氏らによる沿線運営手法に照らし鑑みると、この大河内トンネルは、その上流部の暮らしのためだけではなく、市街地から繋がる沿線の皆さまの暮らしを支える側面があるといえるかもしれません。
山間部だけでなく、沿線の市街地にお住まいの皆さまの、通院や買い物などの暮らしを支える、バスや道路、橋やトンネルを含めた公共交通は、皆さまの命の襷を繋ぐ社会資本でもあります。
県道60号(南アルプス公園線)の起点となる八幡赤沢トンネルも、同様の役割を担うトンネルとなるものと見込まれますが、地元の皆さまの水の確保を重要事項として念頭に、往来の安寧と如何に両立するか、着実かつ停滞せずに取り組んで参ります。
改めて、ご尽力くださった皆さまに、深く敬意と感謝を申し上げます。
画像出典:
2025年2月21日市長定例記者会見 資料1 https://www.city.shizuoka.lg.jp/documents/54320/kaiken0221-1.pdf –